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銚子の磯牡蠣のこと

地球が丸く見える銚子では、さえぎる物無く海から綺麗な日の出がお出迎えです。
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銚子は太平洋に突き出た特異な地形で、北からの冷たい親潮と南からの温かい黒潮が
重なる海に、突端から利根川が流れ込み栄養豊富な漁場を形成しているそうなのです。

釣り金目に鰯や秋刀魚、鯖、キハダとその水揚げ量は全国屈指の漁港の町ですが、
夏場の銚子の名物は天然物の磯の牡蛎、岩牡蛎です。
銚子の沿岸は岩場が多く、シンボルの犬吠先の灯台から南には、
東洋のドーバーに例えられる断崖絶壁の屏風ヶ浦海岸が続いています。
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沖合には、陸地の侵食を防ぐ為のテトラが沈んでいるそうで、
そこは磯牡蠣にとって岩場と合わせた格好の棲息地になるとのこと。
豊富な餌と住みやすい場にしがみ付き、銚子特有の潮に揉まれた磯牡蠣は、
5~10年でプクプク育ち、手のひらサイズを超えて行きます。
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画像は偶然見つけた君ケ浜海岸の干物屋さんの磯牡蠣。
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その場でどデカイ磯牡蠣を剥いてくれ、七輪に炭を焼べてくれます。
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焼き上がりを待つ間に食べるのは生の磯牡蠣。
こんもりビッチリ詰まった磯牡蛎は、もんのすご~く濃厚でクリーミー。
切らなきゃ駄目か?と思ったほどの牡蛎が、トゥルンとのどを過ぎて行きます。
一方焼き牡蠣は?というと、外した殻を乗せて蒸し焼きにします。
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焼いた真牡蠣の身がギュッとした美味しさとはまた違い、
磯牡蠣はムッチリとした食感に旨味が濃縮され、あまいことあまいこと・・・。
柱もデ~カクて美味しい。結局もう一度と、生牡蠣を剥いてもらっておりました。
3個も食べればお腹一杯になってしまいましたが、
食べ終わって直ぐなのに、もうまた食べたい。 あ~、焼き牡蠣よ・・・。

銚子の磯牡蠣は天然物なので6月から8月と短い収穫期。
旬は産卵前の7月末から8月初旬らしいのですが、8月19日でも抜群に旨かった!

この磯牡蠣でカキフライやカキ飯を作ったら、どんな騒ぎになるのだろう?と思う夏でした。

by chibanokoto | 2012-08-19 04:54 | 最近体験した●●●のこと  

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