市原市のオリーブのこと

千葉県市原市と言えば東京湾沿い工業地帯のイメージですが、
東京湾から少々車を東へ走らせれば、自然豊かな里山に辿りつきます。
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ここで栽培されているのはオリーブ。
高山さんが運営する市原市のオリーブ園「オリーブコミューン」です。

なぜ千葉でオリーブなのか?と訊ねたところ、
「オリーブを収穫出来たら楽しそうでしょ?小屋を建てピザ釜を置いてさ、
オリーブたっぷりのピザを食べる。ワイワイ人が集まるようなオリーブ園」
と楽しそうに語ります。

市原市中野は千葉県の地図上で見れば中心辺り。
内房、外房の海の幸も山の幸も身近だし、
酪農発祥地千葉県はチーズ工房も沢山あって、
なんだか人もピザの具材もワイワイ集まりそうな気がしてきます。

地中海沿岸が主要産地のオリーブですが、
日本で最初に植樹されたのは1862年頃の横須賀とされていて、
国内の産地としては香川県の小豆島が有名であります。
オリーブコミューンの樹も、小豆島の3年生の樹を2年前に植樹した物。
初めて目にしたオリーブの木は、グレーに緑が映えて絵になって、
触ってみたらビワや梨の様に硬くしなやかな木なのでありました。

オリーブは自家受粉しづらい植物なのだそうで、
2種類の品種のオリーブを育て交配させています。
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横に開いて育ち、自家結実性のある【ルッカ】は生育の早い品種。
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縦に真直ぐ伸びて育つ【ミッション】は晩生の品種であります。

そしてこの春「オリーブコミューン」に仲間入りするのが【シェトウィ】
チュニジアのオリーブ園から高山さんへ贈られたオリーブの苗。
チュニジアは北アフリカの国ですが、地中海に面していて対岸はイタリア。
オリーブの生産は古くから盛んで、精油所も多くチュニジアの主要産業なのであります。
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オリーブの木は平和や友好のシンボルとされているそうで、
そんな思いが込められた、チュニジアからのプレゼントです。

オリーブオイルを絞るまでの収穫量を得るには、もう少し時間が必要ですが、
オリーブコミューンの木の成長は、この里山で四季を通じて楽しめます。
訪問した4月下旬は筍掘りを体験させて頂いたし、
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うぐいすが鳴き、こんな珍しい花も見れました。
熊谷草(敦盛草)
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オリーブの木は5~6月には花が咲き、10~11月には実を持ちます。
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園の名前Olive Communeには、
高山さんの3っの思いが込められています。
Communication.
Community.
Common-Good

あと何度か4月にこのオリーブの新芽を見れば、
「千葉のオリーブ、千葉のオリーブオイルを味わえる」
と、思うとワイワイわくわくする春なのでありました。
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by chibanokoto | 2013-04-23 03:44 | 最近体験した●●●のこと  

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