佐原の東薫酒造のこと

「小江戸」と言えば川越、栃木、そしてここ佐原。
利根川とつながる小野川沿いと香取街道沿いに土蔵や店が並び、
江戸の風情を残す水郷であります。
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江戸時代に交通の要所、商人の街として発展した佐原の有名人と言えば

伊能忠敬 

55歳から全国を歩測し17年くらい掛けて、
大日本沿海輿地全図を完成させた偉人であります。
55歳まで何をしていたかと言うと…
50歳で隠居して念願だった天文学を江戸で学んでいたそうで、
50歳まで何をしていたかと言うと…
17歳から佐原で河岸問屋をはじめ多角経営の家業をきりもりし、
街の取りまとめ役も務めいていたそうなのです。

なんだか1人で2人分の生涯を歩んだかのような濃い人生であります。

そして佐原で最初の造り酒屋も名門伊能家。
寛文年間(1661~1672年)から天保10年(1839年)まで
酒造りを手掛けていて、家業を離れ測量中だった忠敬も
主軸事業の酒造りを心配し、旅先からも書状で支持を出した程に
規模の大きな造り酒屋であったようであります。

現在の佐原でも2軒の酒蔵さんで日本酒は醸造されています。そのひとつが東薫酒造。
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週末にもなると沢山の観光客が訪れる人気の蔵です。
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東薫酒造の創業は文政8年(1825年)杜氏は吟醸造りの名人及川杜氏。
「吟醸の造りを基本として、イメージ通りの吟醸酒が造れるようになれば、
他の日本酒もイメージ通りに造れる」と実際に数々の受賞歴を誇る酒蔵であります。
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最近は、プチプチのにごり酒「十富禄酒(ドブロクシュ)」も人気の様子。
微発泡でほんのり甘くて低アルコール。
これもまた吟醸造りの技術力のもと、
現代の趣向をイメージして誕生したお酒なのでありましょう。
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by chibanokoto | 2013-05-22 05:09 | 最近体験した●●●のこと  

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